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リーダーシップを発揮する方法

スーツを着た男性

リーダーの素質とはどういうものか

ビジネス書の1ジャンルとして近年非常に人気があるのが「リーダー論」です。
過去の経営者について分析をしたり、経営コンサルタントが実際に改善に成功した組織の様子を紹介したりといったように、世の中には様々なリーダーについての考察があります。

しかしリーダーとしてのありかたというのは絶対的な正解があるわけではなく、その組織の意義や目的、人材の特性といったものから最善のものを導き出すものです。

つまりリーダーになれる人のタイプというのも絶対的な一つの類型があるというわけではなく、本人のもともと持っている性格や組織・団体のメンバーによって徐々に形成されていくことになります。

リーダーのあり方については大きく二種類に分類がされており、それぞれ「支配型リーダー」と「サーヴァント型リーダー」と言われます。

「支配型リーダー」とはいわゆる昔ながらのリーダーのタイプのことで、ワンマン社長の経営する会社のようにトップが絶対的な権力を持って指示を出すという形となります。

もう一つの「サーヴァント型リーダー」というのは比較的新しいタイプのリーダーで、自らが裏方にまわり周囲の能力を生かす人間関係をつなぐための役割をしていくものです。

一般的に「リーダーシップをとれる人間になりたい」という人の多くは支配型リーダーのことを意識しているものですが、実際にはリーダーとしての方法は一つではないということを理解しておきたいところです。

どのタイプのリーダーにも必要になること

しかしどのようなタイプのリーダーであっても、代表となり人を動かすという仕事をしていくときには共通して必要となる資質があります。

人の上に立つリーダーは従う人たちから細かい行動も見られているものなので、ちょっとした行動で信頼を失いそこから組織がガタガタになってしまう危険があります。

リーダーとして最も必要な資質は「組織に責任をとる」ということです。
個人としての行動ではなくリーダーとして行動をする場合には、自分の行いがチーム全員の評価となります。

自分自身のメンツを保つためにミスやトラブルを他の人のせいにして押し付けたり、あっさり見捨てるようなことをしていれば、そのリーダーのために働きたいという人はいなくなってしまうでしょう。

反対に自分がきちんと責任をとって集団をまとめるのだということを周囲に示すことができれば、自然とついてくる人は増えてくるはずです。

アクの強い性格の人がいる組織では、それらの人を上手にまとめるのは難しい作業です。
そんなときにはそれぞれのタレント性を潰すのではなく、最終的な責任の所在をどうするかをしっかり示すことで信頼されるリーダーを目指すことができます。

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