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自己肯定感を高める方法

子どもとお母さん

自己肯定感は子供の時期に養われます

勉強や仕事をしていくときの心の原動力となるのが自分への自信です。
見た目の美しさや仕事の出来というのは、案外実際に優れているかどうかというよりもそれをする本人が自信を持ってやっているかによってかなり左右されてきます。

これから何か新しいことをしようとするときには、現実的なリスク分析も確かに大切ですが、最終的に決定をするためには「自分ならやれる」という強い自信がなくてはいけません。

どれだけ能力がある人であっても、自分に自信がなければその実力の半分も発揮することができないので、結果的にうまくいくのは多少のリスクがあっても思い切った行動ができる自信家ということになります。

そうした「根拠のない自信」を作り出すのが「自己肯定感」です。
自己肯定感とは簡単に言えば「自分はここにいてもよい人間なのだ」ということを自然に思える感覚のことです。

自己肯定感はその人が生まれ育ってきた環境に非常に大きな影響を受けるもので、幼少期にしっかり親から愛されてきたという感覚がそのまま大人になってからの自己肯定感につながっていきます。

反対に言うと、子供のときに十分に親から愛されていなかったという気持ちが残ったまま大人になるとどこか自分に自信のない気弱な性格になったり、反対に攻撃的で人に対して強い猜疑心を持つ性格になってしまうということです。

大人になったら自己肯定感は自分の責任

しかし幼少期に上手に自己肯定感を持つことができなかったからといって、それが一生続くわけではありません。
確かに子供の時の生育環境が本人の自己肯定感の高さを決めはしますが、その自信をより確実なものにしていくためには本人の気持ちがより重要になってきます。

子供のときに自己肯定感に溢れた性格をしていても、その周囲からの持ち上げにあぐらをかいて全く努力をしないまま大きくなってしまうと、社会生活において挫折をしたときにそこでポッキリと折れてしまうこともあります。

自分は自己肯定感が少ない人間だと思ったら、まずは小さいことでもよいので「成功した」という体験を積み重ねていくようにしましょう。
そしてそうした自分の成功を受け入れてくれる友人を作り、自分にとって居場所のよい人間関係を築いていくということが大切です。
勉強ができなくても仕事で成功できたという自信、容姿のコンプレックスを解消するために二重に美容整形をして綺麗になった自信、ネガティブを跳ね返すような成功体験は自分の確固たる自信につながります。

自己肯定感の不足は、親から認めてもらった経験の不足とほぼ一致します。
ですので自分自身の中で「認められた」「受け入れられた」という感覚と後付でも実感していくことにより、幼少期に受けることができなかった安心感を身につけることができます。

自分に対して「お前はダメだ」といった評価をする人は相手にせず、自分をそのまま受け入れてくれる人に近づくということもまた自己肯定感の育成には大切です。

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