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ストレスフリーな生活を送るには

会話を楽しむ人たち

全くストレスのない生活はありません

心の時代と言われている現代においては、社会生活をしている人のほとんどが何らかのストレスを感じながら生きています。
長過ぎる労働時間やモラハラ、セクハラといった就労環境の悪化などはまさに現代のストレスを作りだす最も大きな原因であり、これまで多くの人がそのためにうつ症状になったり、ときに自ら命を絶ったりしてきました。

そのため働き方改革という名のもとに新たな仕事のかたちが増えています。
その働き方のひとつが「コワーク」という概念です。

仕事は個人それぞれ違い自分1人で仕事をするのですが、オフィススペースを協同で利用するということを意味しています。
引用 > コワーク(コワーキング)|新しい仕事のかたち

コワークであればオフィスに行く必要がなくなるので、通勤という最初のストレスがなくなり、なおかつ嫌だと思う人と最小限の関わりで仕事が出来るというメリットがあるのです。

美容にも健康にもよくない影響を与えるストレスですが、まず先に言っておくとどのような生活をしていても完全にストレスのない生活というものはありません。

むしろ完全にストレスのない状況に置かれた人間は精神に不調をきたすという研究結果もあるため、適度なストレスは人生を楽しくする一つの要素であるというふうに考えた方が適切です。

しかし一方で過剰なストレスが決定的なダメージになることも確実であるため、自分が受けるストレスの量をどう調節していくかということが人生における大きな課題となります。

いわゆる「ストレスフリー」な生活というのは、自分にとって心地よいストレスの中で生活をしていくことができるということです。
ですのでまずは自分にとってどの程度のストレスが適度なものであるかしっかり内省をして考えていきましょう。

執着こそが最も大きなストレス

「ストレスフリー」という言葉は「ストレスをゼロにする」というよりもむしろ「ストレスから自由になる」という意味でとらえた方がよいと言えます。

パワハラやモラハラといったことが原因の精神的ストレスは自分ではコントロールされない外部からの攻撃ですが、そのプレッシャーをより強くしているのは「ここから逃げ出すことができない」という気持ちです。

人も動物ですから自分の身の回りに何か危険が迫っていることがわかっていれば逃げたくなるのは当然の感情です。
しかし危険が迫っていることがわかっていつつも「会社を辞めたら食べていけなくなる」といった環境や世間体を気にしてその場から逃げ出すことができなくなっていることもよくあります。
実際に人がストレスを最も強く感じるのは何らかのことに執着をしてしまい、そこから気持ちを離すことができない場合です。

よくストレスを貯めないために筋肉トレーニングを勧める人がいますが、これは「いざとなったら全員をぶん殴って逃げることができると思えるようになるから」といった逃げ道を自分に与えてくれるからです。

ぶん殴るというのは少々過激ですが、仮に過酷な環境にあっても他に自分には選択肢があると思うだけで気持ちの切迫感はだいぶ軽いものになります。
何か強いストレスを感じたなら、まず自分は何かに固執していないか、逃げ道を塞いでいないかということを考えてみてください。

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