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人間関係に疲れた時の改善方法

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どうしても合わない人と接しなくては行けないとき

職場で出会う人やご近所に住んでいる人とは、自分の感情に関わらずどうしても接触をしていかなくてはいけません。
しかし関係する人の輪が大きくなっていくほど、その中には自分とはどうしても性格が合わない人が一定の割合で出てきてしまうものです。

わがままで自分の要求ばかりする人、慇懃無礼なお世辞ばかりを言う人、見栄っ張りで些細なことに張り合ってくる人、卑屈でいつも愚痴や不満ばかりを言っている人。
できることなら関わりたくないタイプは挙げればきりがありません。

しかし学校生活での友人関係なら自然に距離をとっていくことができても、仕事やご近所づきあいなど社会生活を送っていくためにはどうしても関わらざるを得ません。

付き合いづらい人というのはよくない意味で人を振り回すエネルギーがありますので、苦手な人と関わる生活をしていると自分自身の気持ちが疲弊し落ち込んでしまうことにもなります。

人間関係に悩む人というのは逆に自分から相手を振り回そうという気持ちのない優しい人であることが多いので、相手の嫌なことを受け入れよう、我慢しようと思っているうちにだんだんと悩みが深くなってしまうことが大半です。

ですので人間関係の悩みが深くなりすぎそれが自分の精神状態を追い詰めていると感じるならば、まずはその悩みのもとになっている人やモノに対してあまりにも自分が深入りしすぎていないかということを考えてみてください。

嫌なものを気にすると嫌なものばかりを探すようになってしまいます

よく「好きの反対は嫌いではなく無関心」ということが言われますが、これはかなり真実に近い言葉です。
人は何かを徹底的に嫌いになり憎悪をするようになると、他にどんな楽しいことや嬉しいことがあっても嫌いで憎んでいるもののことばかりを考え続けることになってしまいます。

これは何かをとても大好きになってそのことしか考えられないという気持ちと非常によく似た執着です。
なのでまず何かを嫌いになりそのことばかりを気にしているのは、その嫌いな対象を好きになっているのと同じであるということは意識した方がよいでしょう。

嫌いなものや人を気にしていると、そのことをさらによく観察しもっと悪いところ、嫌なところを探そうとしてしまいます。
そしてもっと嫌なところや憎いところがはっきりしてくると、ますますそのことから気持ちが離れなくなります。

人間関係に疲れたときにもっとも有効な手段は「そのことを深く考えないようにする」ということです。
苦手な相手は苦手な相手であるということで線引をしてしまい、そこからあまり「なぜ」「どうして」は追求しない方がよいでしょう。
それよりもむしろ自分のまわりにある楽しいことや好きなものに気持ちを向けるようにしてください。

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