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終活より修活

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豊かな人生を経て老いる事が大事

近年中高年の方が積極的に取り組んでいるのが終活です。
終活とは元々人生の終焉を迎えるまでにあらかじめ準備をしておくこと、または自分で人生の最後を考えて今現在をより自分らしく生きることを示しています。
人は誰もが死から逃れることはできないものですが、自分が死を迎える際に素晴らしい人生だったなと振り返ることができるのか、後悔することばかり頭に浮かんでしまうのかによって全く違った人生の終わり方になるものです。

あらかじめ自分の人生が終る時がわかっているなら悔いの残らないような過ごし方ができるのかもしれませんが、まだ自分はあと20年くらいなら生きる自信があると思い込んで何も手をかけないままある日突然最期を迎えてしまうかもしれません。
そこで終活を行って、自分の人生に悔いが残らないようにしようという取り組みが積極的に行われているのです。

しかし、何となく終活という言葉の「終」という言葉が気に入らないとか、違和感があると思った事はありませんか?
確かに人生の「終わり」に向けて活動を行うことで何かと準備を進めることができますが、もうこの時点で何もかも「終わり」という意味にも捉えることができるため自分の人生とは一体何だったのかと思えてきます。

そこで、終活よりも修活という言葉の方がしっくりくるのではないかという考え方も提案されています。
ぜひあなたも修活に取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考:終活より修活 豊かに老い、美しく人生を修めよう

人生を修めるという意味

修活は人生を修めるという意味が込められ言葉で、人生の集大成を修める活動を行うことになります。
人生を修めるということは、人間の生を卒業してあの世へ旅立つという覚悟を決めることになります。
あの世というものが果たして本当に存在しているのか、それとも人は死んでしまえばそのまま無になってしまうのかはわかりませんが、いずれにしても死の瞬間に自分は素晴らしい人生を歩んできたなと感じることができれば、一生頑張ってきたことを誇りに思って人間の生を卒業できるはずです。

人間は年齢を重ねて老いていくほどに、体力が弱って記憶力も薄れていき病気を繰り返すようになると自分の死を意識するようになります。
まだ自分は死にたくないと考えるのか、もう十分頑張ってきたからそろそろこの世を卒業しても良い時期なのかと考えるのかは人それぞれです。
色々な考え方はありますが、老いることで人生に負けてしまうことは避けたいものです。

心にゆとりを持って、穏やかに人生の終焉を迎える日が訪れるように、できることから少しずつでも修活を始めてみましょう。
どの年代の方でも人生の卒業が突然訪れる可能性があるので、思い立った時が修活の始めどきなのです。

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