映画

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素晴らしい作品をゆっくり楽しみましょう

これまでに制作された「名作」と呼ばれる映画の数々には人生観を大きく変えるような影響を与える作品が多く存在しています。
心を動かされ揺さぶられるような作品、しばらく考えこんでしまうような深い作品などさまざまですが、人生が豊かになる名作を一部ご紹介します。
ぜひ、週末など時間のあるときにゆっくり鑑賞してみることをおすすめします。

ショーシャンクの空に

1994年に公開され、アカデミー賞で7部門にノミネートされた作品です。
残念ながらアカデミー賞を受賞することにはなりませんでしたが、映画評論家からの評価は高く現在でも名作と言われている作品の一つです。

物語の舞台はショーシャンクという刑務所で、刑務官たちは日常的に囚人に対して暴力をふるっているという状況でした。
この刑務所に妻と妻の不倫相手を殺害したという容疑をかけられた銀行員の男が収監されてきます。
この男は実際に二人を殺害しておらず、弁護士にハメられた形で殺人の罪に問われることになりました。

収監された男は絶望的な環境の刑務所でも、希望を持って生きることを決意します。
銀行員という立場だったことで刑務所の関係者から税金の相談を受けるようになり、最終的には刑務所の所長が不正に行っていたマネーロンダリングの片棒を担ぐ形になっていきます。
しかし、ある事件をきっかけに刑務所を脱獄して成功し、刑務所内の汚職内容も新聞社にタレコミをしました。
その後の男はどうなったのか…詳しくは作品をご覧になってください。

誰も知らない

この作品は実際に日本の巣鴨で起こった子供置き去り事件を元に制作された映画です。
実際に起こった事件は1988年に発覚したもので、父親は既に蒸発をしており母親は子供達の世話をすることなく4人もの子供を置き去りにして育児放棄をしていました。
母親は新しい恋人と暮らすために子供達の世話を長男に任せ、僅かな生活費だけを送金して時々様子を見に来るという生活を続けていたそうです。
長男の遊び仲間が家に入り浸って不良のたまり場と化し、泣き止まないからとの理由で遊び仲間が2歳の女の子を殺害してしまい、近くの雑木林に埋めていたそうです。

このような事件が元になっている作品なので、映画の内容もかなり重いですが、周囲の大人があまりにも無関心であったため育児放棄されている子供がすぐ近くに存在していたという事実の発覚が遅れてしまったこと、日本でも戸籍がない子供が存在しているという事実があることなど様々な問題提議がされている内容だと言えます。
現在、自分が置かれている状況と比較してみて自分はこんなにも幸せなのだと気付かされ、もしもこのような立場の子供達がいたらどうやって手を差し伸べるべきなのかを考えさせられる作品です。

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