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「価値観の違い」で需要は異なるという話
大阪にお店がある結婚指輪の専門店です。
本店は東京で、大阪やほかの地域にある
お店はすべて支店扱いとなっています。
たとえば指輪
この指輪みたいに、地域や場所によって価値観が
そんなに変わらないものは、本店から離れた場所に
支店を開くのも楽だなぁと切に感じます。現に
このお店は韓国とかアメリカにも進出してるので。
もちろん、お店ごとに何か工夫はあるのかもしれませんが、
売り物をそっくりそのまま変えなきゃならないほどじゃありません。
関西と関東で異なるだし
たとえば、うどんとかそばのように、
関東風と関西風に区分が分かれてるモノは、東や西へ
進出する時に一工夫必要になります。
そばのダシは関東と関西で異なるので、
東京の人が大阪のそばを食べると、その薄さに驚きます。反対に、
大阪の人が東京のそばを食べると、その味の濃さに驚きます。
むしろ、真っ黒いダシ汁を見てまず驚くので、関東と関西の
両方でお店を出す時は。ダシを2種類用意するのが基本です。
これって、大規模なチェーン店的にはどうしてるでしょうね。
山田うどんみたいに関東圏だけに出店してるお店は
関東ベースにすれば問題無いでしょうが、はなまるうどんとか
丸亀製麺みたいに、全国規模で出店してるチェーン店は、
さすがに味を統一してないと思います。2種類だけでも
足りない気がしますし。
現に、カップうどんでお馴染の「どん兵衛」も
パッケージは同じだけど、売る地域ごとに4つの味で
区分してます。
何が言いたいかと言えば、
どんなお店であっても、その土地に住まう人の
需要を考えずに、工夫や作戦無しで進出しても
上手くいかない。という話ですね。
ちなみに、大分県の中津市は「からあげの聖地」として
知られるくらい、唐揚げのブランド化に成功してる街ですが、
出店してきたケンタッキーフライドチキンがまったくウケずに
閉店に追い込まれてるほどです。
住民パワーを集結すれば、世界規模のチェーンでさえも
撤退してしまう好例です。